エコキュートの新設あるいは交換を依頼したい。そんなとき、ヤマダデンキやエディオン、ジョーシンといった家電量販店に依頼するのか、それとも専門業者にお願いするのかで迷うことはないでしょうか。
※ちなみにケーズデンキやヨドバシカメラのエコキュートの工事費込みの価格は見つけられませんでした。。
家電量販店と専門業者はどちらも取り扱いあるエコキュートに大きな差はないですが、、工事費込みの価格や対応スピード、保証の手厚さなどに違いがあります。
そこでこの記事では、家電量販店とエコキュート専門業者の工事費込みの価格を比較しながら、総合的に見るとどちらに依頼するのがよいのか詳しく解説していきます。
専門業者の比較は「エコキュート交換業者おすすめランキング!どこで買う?どこに頼む?」のページをご覧ください。
家電量販店のエコキュートの工事費込みの価格比較一覧表
家電量販店(ヤマダデンキ・エディオン・ジョーシン)のエコキュートの工事費込みの価格を比較一覧表にしました。※ケーズデンキ・ヨドバシカメラは見つけられなかったので含めていません。
店名 | 工事費込み価格例 | 取扱メーカー | 取扱タイプ |
---|---|---|---|
ヤマダデンキ | 472,780~626,780円 (標準タイプ) | パナソニック/三菱電機/日立/ハウステック | 高圧/標準/耐重塩害仕様/薄型/寒冷地 |
エディオン | 458,000~743,000円 (三菱電機370Lの場合) | パナソニック/三菱電機/日立/ダイキン | 高圧/標準/薄型/寒冷地 |
ジョーシン | 486,000~736,000円 (標準タイプ) | パナソニック/三菱電機/日立/ダイキン | 高圧/標準/耐重塩害仕様/薄型/寒冷地 |
ヤマダデンキのエコキュートの工事費込みの価格
ヤマダデンキのエコキュート標準工事は、既存エコキュート取外や本体設置のほか、専用回路増設、200Vブレーカー取付など全部で13種類あります。寒冷地はこれらに加え、ヒーターバンド付保温配管(5m迄)とヒーターバンド用専用回路増設(10m迄)の計15種類です。
価格帯は標準工事費込みで472,780円(税込)~。取扱いラインナップは、パナソニックや三菱電機、日立、ハウステックとなっています。工事期間は基礎打設工事日程を除き1日となっていますが、詳細は担当者に確認が必要です。
気になる保証は商品10年と工事10年の2つ。24時間安心サポート付きとなります。ヤマダデンキのポイントが付くかどうかですが、リフォーム関連商品のため基本的には付与されません。
しかしキャンペーン期間中だったり、クレカ払いにしたりするとポイントが付与されることがあるそうです。事前に店舗へ確認することをおすすめします。
工事費込み価格例 | 472,780~626,780円(標準タイプ) |
取扱メーカー | パナソニック/三菱電機/日立/ハウステック |
取扱タイプ | 高圧/標準/耐重塩害仕様/薄型/寒冷地 |
公式サイト | ヤマダデンキ |
エディオンのエコキュートの工事費込みの価格
費用がエコキュート本体と標準取付工事費込みとなっているエディオン。工事費用についてはガスや石油給湯器からの交換なら、税込176,000円(寒冷地仕様は198,000円)。電気給水機やエコキュートからの交換は、税込121,000円(寒冷地仕様は143,000円)です。
寒冷地仕様には凍結防止ヒーター取付(3ヵ所8mまで)、保温断熱材取付(5mまで)工事も含まれます。注目したいのは、エディオンオリジナルの長持ちヒートポンプ防さび仕様となっていること。ただし塩害には対応していないため注意が必要です。
商品修理・工事補修保証は10年間。理回数制限なく負担金は0円なのは嬉しいポイント。24時間365日のリフォームコールセンターがあるため、いざというときも安心です。その他キャンペーン中はさらにお得になります。独自ポイントがありますが、残念ながら利用不可。また工事日程はネット上で公表されていません。事前確認が必要です。
工事費込み価格例 | 458,000~743,000円(三菱電機370Lの場合) |
取扱メーカー | パナソニック/三菱電機/日立/ダイキン |
取扱タイプ | 高圧/標準/薄型/寒冷地 |
公式サイト | エディオン |
ジョーシンのエコキュートの工事費込みの価格
ジョーシンは家電量販店の中では価格が手頃で、幅広い給湯機を取り揃えています。エコキュートの既存機撤去から新規設置、電気配線接続まで、全12種類の工事を提供。基礎工事やエコスペースの設置が必要な場合、別途費用が発生する点は注意が必要です。
また水質検査(有料)を行い、ヒートポンプ水熱交換器の閉塞に関して3年間の保証が適用されるのも特徴の1つ。工事期間に関する案内はネット上に公表されていないため、自船確認が必要です。
なお製品と工事には10年間の保証が付いており、24時間のコールサービスも提供されます。いつでも対応してもらえるため長く安心して利用できそうです。
気になるのは独自ポイント利用の可否。一部情報ではエコキュート本体と工事費用に対して付与されるという情報がありました。しかしジョーシンの公式サイトではそのような案内は見当たりません。詳細は店舗に問い合わせることをおすすめします。
工事費込み価格例 | 486,000~736,000円(標準タイプ) |
取扱メーカー | パナソニック/三菱電機/日立/ダイキン |
取扱タイプ | 高圧/標準/耐重塩害仕様/薄型/寒冷地 |
公式サイト | ジョーシン |
家電量販店のエコキュートのメーカー別の工事費込み価格
ここからは家電量販店(ヤマダデンキ・エディオン・ジョーシン)の取扱メーカー別のエコキュートの工事費込みの価格を紹介します。
エコキュートの主要メーカーであるパナソニック・三菱電機・日立・ダイキンになります。価格帯の目安としてメーカー別370Lの場合、460Lはプラス3~4万円前後アップになります。
パナソニック HE-NS37KQS
ヤマダデンキ | 527,780円 |
エディオン | 548,000~603,000円 |
ジョーシン | 525,000~561,000円 |
三菱電機 SRT-W376-WB
ヤマダデンキ | 593,780円 |
エディオン | 598,000~653,000円 |
ジョーシン | 450,000~486,000円 |
日立 BHP-FG37WU
ヤマダデンキ | 544,280円 |
エディオン | 498,000~553,000円 |
ジョーシン | 510,000円~546,000円 |
ダイキン EQN37XFV
ヤマダデンキ | – |
エディオン | 548,000~603,000円 |
ジョーシン | 510,000~546,000円 |
エコキュート専門業者の工事費込み価格
キンライサー
キンライサーは創業25年、全国年間40,000件の工事実績を有する給湯器専門の業者です。自社アンケート5,668通の満足度は97%に上り、顧客満足度の高さが伺えます。
最大75%割引となることや、商品と工事には10年間の無料保証がついているのも特徴の1つ。また土日祝日関係なく年中無休で対応してもらえること、在庫が豊富であること、最短翌日に対応してもらえることもキンライサーの特徴といえそうです。
Webフォーム経由で契約すれば3,000円割引となる他、見積もりを依頼すると10,000円割引になることも。商品ラインナップは、三菱電機、日立、ダイキン、パナソニック、東芝、CORONA、CHOFUとなっています。
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工事費込み価格例 | 412,555~512,831円(三菱電機) |
取扱メーカー | 三菱電機/日立/ダイキン/パナソニック/東芝/CORONA/CHOFU |
公式サイト | キンライサー |
湯ドクター
2005年5月にWebサイトを公開した湯ドクター。15年以上にわたり情報提供を続けている給湯器の専門業者です。ゼネラルリサーチの調査によると、スタッフ対応満足度を含む3部門で3年連続一位を達成している実力派でもあります。
取扱いラインナップは三菱電機、日立、ダイキン、パナソニック、東芝、CORONAの6社。365日24時間、修理の受付を行っていたり、最大70%割引だったりする他、商品はメーカーの5年保証、工事は10年の保証を提供しています。ただし一部対象外の商品もあるため注意してください。
湯ドクターの場合、工事スケジュールは通常注文確定から2日から1週間程度。メーカーの欠品があった場合、送れることもあるそうです。
工事費込み価格例 | 456,368~685,916円(三菱電機) |
取扱メーカー | 三菱電機/日立/ダイキン/パナソニック/東芝/CORONA |
公式サイト | 湯ドクター |
交換できるくん
創業20年以上の交換できるくんは、関東、東海、関西、中国、福岡を対象エリアとした信頼ある企業です。エコキュートの交換に関する基本工事費は税込139,800円。見積り額には廃棄処分や諸経費などの全てが含まれているため安心です。
商品と工事の保証は10年間となっており、無料で提供されています。また製品自体はメーカー保証と併せて合計で10年間の無料保証という太っ腹。アフターサポート専用の窓口もあり、素早い対応が魅力です。
取扱いメーカーは、三菱電機、日立、ダイキン、パナソニック、東芝の5社。三菱エコキュートの商品は最大で72%の割引が適用されるなどお得です。
工事費込み価格例 | 438,120~803,320円(三菱電機) |
取扱メーカー | 三菱電機/日立/ダイキン/パナソニック/東芝 |
公式サイト | 交換できるくん |
家電量販店にエコキュートの交換を頼むメリット
ポイントが貯まる
全ての家電量販店に当てはまるわけではありませんが、家電量販店の独自ポイントが貯まることがあります。費用の一部がポイントで還元される仕組みです。
ポイントが付与されれば、商品をお得な価格で購入できるなどのメリットがあります。利用する店舗がポイント付与可能かどうかは、事前問い合わせて確認してください。
セール時はお得
お得にエコキュートを導入したいなら、セール時を狙いめです。最大10万円前後費用に違いが出てくることがあります。
セール時期は、どの家電量販店も大体同じです。代表的にはボーナス時期や夏、冬の季節となります。その他、メーカーごとで特別なセールを実施するケースもあるため、定期的にチラシなどをチェックしておきましょう。
明朗会計だから安心
家電量販店の大半は明朗会計です。実際に工事をしてから追加請求があったり、見積もり額が事前に知らされていた金額よりも高くなっていたりすることはまずありません。そういった意味では、安心して利用できるといえそうです。
家電量販店のエコキュート交換デメリット
専門業者に比べると高い
専門業者と比較すると家電量販店は中間マージンなどがあるため割高です。10万円前後違ってくるケースもよくあります。
また家電量販店の場合、ポイントが還元されることもありますが、その場ですぐに割引になるわけではありません。保有しているポイントを支払い時に使えないことも多々あることから、その点はデメリットといえそうです。
取扱メーカーや在庫が少ない
家電量販店ではエコキュート以外の商品も扱っていることから、展示スペースに限りがあります。そのため、専門業者と比較すると取扱いメーカー数や在庫は少なめです。
大手のメーカーは大抵揃ってはいますが、欲しい機種があるとは限りません。また在庫がないときは取寄せとなるものの、そうなると工事までに日数がかかるのも難点です。
設置、交換までに時間がかかる
家電量販店に依頼した場合、エコキュートの設置や交換は委託業者が行います。そのため、エコキュートの専門業者と比べると、どうしても時間がかかってしまうのです。
さらに在庫がない場合は、最大3週間ほど待たなければならないこともあります。急ぎで工事を依頼したいときは、事前に機種や希望工事日を伝えるようにしましょう。
総合的に考えると専門業者がおすすめ!
エコキュートの交換費用が安い!
家電量販店と専門業者を交換費用面で比較した場合、断然専門業者の方が安く済むケースがほとんどです。理由は2つあります。ひとつは商品の仕入れ、もうひとつは中間マージンです。
家電量販店の場合、大量に仕入れることも可能ですがその数は専門業者に劣ります。一方専門業者は給湯器を専門で扱っていることもあり、大量に在庫を仕入れる傾向にあるのです。
大量仕入れが可能ということは、仕入れ値を下げることができるということ。だから家電量販店よりも専門業者の方が安く済むケースが多いのです。
中間マージンに関してですが、家電量販店の場合は工事を業者に委託しています。そこでどうしても中間マージンが発生してしまい、割引に限界があるのです。
一方専門業者の場合、自社で工事を実施しているケースが大半となります。もちろん中間マージンは発生しません。この違いが家電量販店よりも安く提供できる理由となっているのです。
保証期間が長い(商品・工事ともに)
専門業者の保証は家電量販店と比較すると、商品、工事ともに長期保証となっています。エコキュートの場合、寿命が10年とされていることから、元々長期のメーカー保証が付いていますが、一部の専門店ではそれに加えて独自の保証を設けていることがあるのです。
例えば、前述した「エコ突撃隊」では、メーカーの保証に追加して、有料で10年間の独自保証を提供しています。この保証では、修理回数に制限はなく、修理に関する費用も不要です。
さらに、メーカーの保証と同じ水準の修理サービスを提供します。さらに、10年間の工事とメンテナンスの保証も付帯しており、安心してサービスを利用できる環境が整って
専門業者によって保証期間は様々ですが、長いところだと商品、工事ともに10年の保証が付いていることがあります。場合によっては修理回数に制限を設けていなかったり、無料で対応してもらえたりすることもあるのです。
家電量販店では専門業者のような手厚い保証は用意していません。ですから、専門業者のほうが安心して長くエコキュートを利用できるといえるのです。
設置、交換が早いスピード対応!
先に触れたとおり、家電量販店は工事を業者に委託しています。急ぎで設置や交換をお願いしても、数日から1週間程度かかってしまうのが大半です。
一方、専門業者の場合は各業者によって対応は分かれるものの、最短翌日で対応してもらえることがあります。
対応スピードを重視している専門業者では、当日対応できるケースもあるようです。エコキュートの設置や交換を急いでいないのであれば、家電量販店に依頼するのも1つでしょう。しかし早急に対応してもらいたいときは、専門業者に依頼するのが得策です。
まとめ
今回は家電量販店と専門業者のエコキュートの工事費、それぞれの特徴についてご紹介しました。
これまでお話ししてきたとおり、あらゆる面を考慮すると、専門業者に依頼した方がメリットは多いといえそうです。まずは気になる専門業者に問い合わせてみてはいかがでしょうか。